朗読 youtube 徳田秋聲作品【その2】

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    徳田秋聲『あらくれ』を読み終えました。

     

    主人公の女、お島のピリッと辛口な気性。好きです!

    日々に追われその日その日をどうにかこうにか生きている姿が市井の人としてとてもリアル。

    土地も家も転々とするんですが、そんなにも落ち着かんものか⁉と驚きつつ、

    彼女の貧しさがまたリアルで、

    柔で突っ張ってて、ふらりと男に惹かれる様、ゴツゴツした生き方がなんとも愛しい。

    『あらくれ』を満喫しました。

     

     

    実はひとりの作家の作品を続けて沢山読むという経験は初めてなんです。

    (シェイクスピアの作品は折に触れていろいろ読みますがそれは別にしておきます)

    『黴』、朗読した2作品『或売笑婦の話』『車掌夫婦の死』、

    その合間に短編集からいくつか…『新所帯』『彼女と少年』『足袋の底』『夜行船』『風呂桶』、

    そして『あらくれ』。

     

    自分が女なので女の登場人物にどうしたって神経が行きます。

    『或売笑婦の話』の「女」、『車掌夫婦の死』のおりん、そして読み終えてほやほやのお島、

    3人のことを思い浮かべてみると、三者三様まるっきり違う。細胞が違う。

    これほど細やかに人間を書き分けられる(書き分けるという言葉は相応しくない気がするんですが)って、

    それって大変なことなのでは…!!

    読んだことのない秋聲作品はまだまだたくさんあって、

    生々しい女が今後次々登場してくるとなると…

    ちょっと怖いくらいです。

    楽しみでぞわぞわします。

     

     

    先日、林芙美子と武田麟太郎の対談記事を読む機会をいただきました。

    秋聲さんのことが話題にのぼるんですが、林芙美子さんが

    「わたしはこの間伊豆へ行ってきて、徳田秋聲先生の作品を全部読みました。

     驚いてしまった。もう大変な作品だ。慚愧に堪えない気持がしました。」

    「徳田さんを読んで、これはわたしは、あかんわ、勉強し直さなければならんと思ってしまった。」

    「あんなの(『或売笑婦の話』)を読むと、頭がさがってしまう。」

    と語っていました。

     

    武田さんは

    「僕たちが勉強に読むに値するのは、徳田さんのを除いては、ちょっと無いね。」と。

     

    …しゅ、しゅごい!!

     

    私が強く共感したのは、芙美子さんが

    「あの文学がわかる年齢に達して来たと云う事です。

     二十時代だったらわからなかったでしょうね、非常に嬉しかったの」と語っていたこと。

    ただ年を重ねただけではなく、

    わかるようになる年の取り方をしてきた、ということはあるよなぁ。

    対談当時30台後半だった芙美子さんにシンパシーを感じます。

     

     

    少し前に『車掌夫婦の死』の朗読を始めるにあたり色々調べる中で、

    秋聲さんがご自身の創作について語った文章を読ませていただいたんですが、

    生意気ながら「あ、この人は信用できる」と直感しました。

    創作の姿勢に尊敬しかない。

    信用できる大人に出会えて嬉しいです。

     

     

    いま金沢くらしの博物館で「市電が走った時代」という企画展をやっています。

    秋聲記念館さんが教えてくださいました。

    作品を読んで、企画展で市電の写真や路線図等を見て、

    砥倉やおりんに思いを馳せるのはいかがでしょうか!楽しそう。私はぜひ行きたいと思っています。

    展示は11月15日まで♪

     

    秋聲さんについて、また書きます。

     

    youtubeチャンネル『ほしこの押入れ

     


    朗読 youtube 徳田秋聲作品

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      youtubeで朗読を始めました。

      youtubeチャンネル『ほしこの押入れ』です。

       

      5月頭に『或売笑婦の話』第一回をあげたので丁度4か月が経ちました。

      きっかけは4/7(火)に緊急事態宣言が出て仕事がほとんど延期になったことでした。

       

      4/18に大学の友人たちとオンライン飲み会をして、

      「星子もyoutubeでなにかやったら?」という話が出て、

      『なにか』を何にしようか…

      著作権70年のこともあるし…とグルグル考えました。

       

      地元金沢の文豪、徳田秋聲!ピカーン!

      と思いついたのはその翌日。

      勢いですぐ秋聲記念館にご連絡し快諾していただけました。

      ありがたいことです!!

       

      長い道のりはここからでした。

      当初はスマホで録音しようかと思っていたけど、

      環境音を拾ってしまうわ編集時に変なノイズが入ってしまうわ画面が小さくて編集作業がしにくいわで、

      やっぱりマイクを購入しないことには始まらん。と腹を決め、

      コンデンサーマイク、

      オーディオインターフェース(コロナ禍で初めて知った機械)、

      防音シート等を4月28日に注文。

      ネットでは在庫切れだった機材は秋葉原へ直接買いにも行きました。

      閉じてるお店が多かった時期でしたが機材を売ってくれるお店がみつかってありがたかったです。

       

      編集ソフトの使い方に四苦八苦し、

      録音した音声を写真と合わせて動画にする作業にさらに四苦八苦。

       

      自分の使っている機材、PC環境、やりたい目的、うまくいかないこと、

      これを総合して、誰にどう助けを求めていいかが分からない。

      分からないことが分らない!伝えられない!

      絶望の淵から這い上がって5/5に第一回をアップできました。

      今振り返ると、七転八倒していた当時の滑稽な自分が愛しくもあります。

      環境音を阻止すべく、窓に毛布を貼ったりしていました。

      もちろん失敗でした。

       

       

      朗読について言うと、

      私は朗読を聞くのが苦手です。

      朗読という言葉に拒否反応があります。

      理由は面白くないから。

      面白くない朗読を何度も見聞きしてきました。

      「上手に読まれても…」

      「表現してる感をアピールされても…」

      という朗読に遭遇してきたので、

      「朗読」と聞くと一歩も二歩も引いてしまいます。

       

      落語は好きです。ラジオも好き。お笑いも好き。

      しゃべっているのを聞くのが好きです。

      しゃべりで人を惹きつけられる噺家さん芸人さんパーソナリティの方を尊敬します。

      かっこいいです。

       

      朗読は手に本を持っている所は違いますが、しゃべりや語りと同じです。

      それが「読む」に陥ってしまうから面白くないのだと思います。

      ナレーションの先生からは「読むんじゃない、語るんだ」と繰り返し教わりました。

      つまり本を持って文字を目で追いながら、読むのではなくしゃべるってことが

      とても難しい行為だってことです。

      だって目では字を「読んで」いるんだもん。

       

      頭の中では一つのイメージを持ちながら、目から入れて口から出す。

      朗読って呼び方をやめて「頭はひとつ。目から入れて口から出す」にしたら、

      随分印象が変わりますね。

      珍芸ですね。見た目は地味だけど。

       

      とすると洋画の吹替収録は

      「頭はひとつ。

       (テレビ画面を)目から入れて(イヤホンで)耳から聞いて、

       (こっち側では)隣の役者の台詞を耳から聞いて、口から出す」

      という複雑怪奇な芸をしているってことになります。大変だこれは。

      身体が資本だということを改めて実感します。

       

       

      うえだ星子の「頭はひとつ。目から入れて口から出す」。

      徳田秋聲作品を2つアップしています。

      面白いを目指して、ゆっくりこつこつ続けていきます。

       

      ぜひ聞いてください。

      秋聲さんのことについてはまた改めて。

       

       

       

       


      池袋演芸場 二之席

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        お正月は、池袋演芸場に並んで二之席を見る。

        これを続けて3年目。

         

         

        お目当ては、トリの小三治さん。

        「粗忽長屋」でした。

         

         

          大勢の人だかり。

          人垣を乗り越えてなんとか前へ飛び出ると、

          そこには身元不明の行き倒れが。

          「こいつは熊だ!間違えねぇ。長屋へ帰って本人を連れてくる!」というはっつぁん。

          熊は熊で、行き倒れを抱えて

          「抱かれてる俺は確かに俺だが、抱いてる俺は一体誰だろう」。

         

         

        あわてんぼう2人の話だけど、哲学的でもある。

        なにが正しくてなにが間違っているのか。

        当たり前と思っている感覚の正体は一体なんなのか。

        世間の基準なんて、あってないようなもの。

        自分に見えてるものは自分の見たいものであって、

        それが真実とは限らない。

         

        「きつねにつままれたような」ってこういう感覚かなぁ。

        分かったような分かんねえような、あの妙ちきりんな空気がたまらなかった。

         

        小三治さんは頸椎の具合がお悪いのか、

        声を出すのが難しそうで見ていて心配でした。

         

         

         

        いつもおキレイな立花家橘之助さんの浮世節も聞けました。

        去年、昭和の名人、都々逸の神さま柳家三亀松さんを知って

        スマホに入れてちょこちょこ聞いているわたしは、

        橘之助さんの三味線を聞きながら、

        三亀松さんに思いを馳せてしまいました。

         

        三亀松さんの自伝の表紙には、

        「最後の伊達男、江戸ッ子粋人」と書かれています。

        読むととんでもねぇ生き様で、ウソでしょと思うことだらけ。

        だからこそ、あのお歌が歌えたんだろう。

         

        数十年前は寄席にその三亀松さんが出ていて、

        あのものすごい色気で男女の機微を歌っていたのだ。

        金語楼さんの声真似とかをしていたのだ。

        それをもし生で聞けたのなら、どうなってしまったのだろうか。

        どうしてくれよう。

        と、想像するだけでぞくぞくした。

         

         

         

        あとは、

        春風亭一之輔さんは凄い破壊力だったなぁ。

        毎年正月二之席で聞いてるけど、

        今年はなんだかすごかった。

        噺を聞いてて、「ポプテピピック」が頭を過った。

        落語家さんの中でも他にはない領域を開拓してらっしゃるように思う。一之輔さん。

        おもしろいなぁ〜

        あの感じであれやられたら、もうやられちゃうよ〜

         

         

         

        ありがとうございました!


        おおつごもり

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          夜になると雪やあられが降る金沢。

          日が暮れてからの尾山神社は風情があって良いです。

           

           

          今年は最後の最後まで新しい出会いがあって、

          あの縁がここへこう繋がるとは予想だにせなんだ‼

          って本当に驚きました。

           

          長くお世話になっている方、

          数年ぶりに出会えた方もいて、

          コツコツ蒔いた種はちゃんと芽を出すんだなぁって、

          嬉しかったです。

           

           

           

           

          2018年はおばあちゃんとのお別れと、

          犬との出会いがありました。

           

          2月に引き取った時は3.8舛了匕い世辰織戰ぅーは、

          いまや20繕瓩まで立派に育ちました。

          でかい。

           

          我が家の今年の流行語大賞は、

          「ベイカーのおかげだね」です。

           

           

          また来年もよろしくおねがいします^^


          酉の市

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            先週、二の酉に行ってきました。

             

            新宿花園神社、

            18時〜19時頃の境内はすごい賑わいで、

            おしくらまんじゅう状態の場所も。

             

             

            今年ご縁があったのはこの熊手。

             

             

            ふくふくした七福神^^

             

            みんな笑顔^^

            こんな風に笑顔で生きていきたいもんだ。

             

             

             

            人ごみをかき分けながら物色してると

            熊手屋のおじさんの「よいお年を!」って声が耳に飛び込んできて、

            あぁ、いよいよそういう季節だなぁとしみじみした。

             

             

             

            また来年も笑顔でここに来られますように。

             

             

            にししし^^


            小さんまつり初日@新宿末広亭

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              五代目柳家小さん十七回忌追善興行「小さんまつり」

              初日に行ってきた矢印上

               

              開場1時間前くらいに着いて、

              並んで待つかと思いきや整理券式だったから

              新宿三丁目界隈で自由に時間つぶせて助かった。

               

              早めに行った甲斐あって、

              初めて椅子席に座れた。

              憧れの!

              1階中央椅子席き

               

               

              柳家三寿さんの「強情灸」、

              柳家花緑さんの「蜘蛛駕籠」、

              桂南喬さんの「壺算」、

              柳家小満んさんの「猫の災難」、良かったにた

              江戸家小猫さんは、初めてヌーの声まねを聞けたにた

               

               

              そしてトリは小三治さん。

              今年は、お正月池袋へ行って、今日2回目。ほくほく。

              「千早振る」。今日も素晴らしかった。

               

               

              枕で小さん師匠から教わったことを話してくださって、

              それがたまらなかった。

               

               

              「落語は景色を見せるものだ」って。

               

               

              「熊さんらしく」「ご隠居らしく」やるんじゃない。

              「らしく」じゃない。その人物をその人物として。

               

              あーお芝居もナレーションも同じやーー

              「〜〜風」じゃない。

              その瞬間を生きるんや。

              語りで景色を見せるんや。

               

              芸というものは、

              見せ方は違えど極まっていくと同じところに繋がってるんだと

              改めて思う。

               

               

              貴重なお話を聞けて、じんとして、

              小三治さんのはっつぁんとご隠居の人柄にいっぱい笑って、

              ほかほかした気分で帰った。

               

               

              ありがとうございました。

               

               

               


              映画「港町」@シアターイメージフォーラム

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                想田和弘監督のことを薦められたのは、去年の夏頃。

                偶然会った人から教えてもらって、ずっと気になっていた。

                 

                台本もない、音楽もナレーションもない、

                想田監督の「観察映画」ってどんな??って。

                 

                 

                映画「港町」の舞台は岡山県牛窓町。

                穏やかな港町に、

                心がちりちりするような露骨な現実があった。

                笑ったり、嫌になったり、ぞっとしたり、圧倒されたりした。

                 

                 

                映画を観ながら、能登半島にある祖父母の家を思い出した。

                二人が亡くなってからしばらく行っていないけど、

                10代の頃はよく通った。

                あのころは親族がにぎやかに集まってた。

                今はない当時の景色を思い出した。

                 

                 

                こういう風に人間を描かれると、

                台詞を言うって、お芝居って、どうしたらいいんだろうと

                思ってしまう。

                 

                行動の裏には理由がある。

                カメラに映る人たちを見て、そう感じた。

                 

                 

                 

                6月9日公開の「ザ・ビッグハウス」も楽しみ。

                予告篇の中で笑えたのが、

                「ディス・イズ アメリカ!」ってコピーと、どでかいハンバーガー。

                超アメリカ!にた

                今のアメリカをどう観察したのか、見たい!

                 


                「麦秋」(午前十時の映画祭)

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                  小津安二郎「麦秋」(1951年公開)と、

                   

                   

                  こういうCGバリバリの作品を、

                   

                  同じ映画館で観られるんだから、今はすごい時代だと思う。

                   

                   

                   

                  「麦秋」とても良かった。

                   

                  いつまでもこうしてみんなでいられたらいいけど、

                  それはできないことだっていう父親の台詞が、

                  この映画のテーマだと思う。

                   

                  ほんとそう。

                  今が一番良いときなんだわ、って。

                  いつまでもみんな一緒に、ってないんだよね。

                  家族でも、友達でも、仕事場でもなんでも。

                   

                   

                  原節子さんの笑顔の威力が凄かった。

                  彫刻のように美しかった。

                  きっぱりした台詞も、爽快で気持ち良かった。

                   

                   

                  あといっぱいクスクス笑えた。

                  色々おもしろかった。

                   

                  こどもが4斤くらいある食パン蹴ったシーンは思わずギャッて声あげちゃった0口0

                  もったいない!

                  食パンは蹴ったらダメよー!


                  アルパカマット

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                    先日、玄関マットを手洗いしました。

                     

                    いままではネットに入れて洗濯機に放り込んで洗ってたんだけど、

                    石鹸でごしごし洗ってみた。

                     

                     

                    そしたら、

                     

                     

                    むちゃくちゃ気持ちよさそう!

                    なにこの顔!kyu

                     

                     

                    「え〜〜よ〜〜気持ちえ〜で〜〜」って声が聞こえてきましたにた

                     

                     

                     


                    NTL「エンジェルス・イン・アメリカ」

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                      日本橋TOHOシネマズで、見て来た!「エンジェルス・イン・アメリカ 第一部」

                       

                      良かった〜素晴らしかった〜〜矢印上

                       

                       

                      舞台は1980年代のニューヨーク。

                      エイズが大流行していた当時。

                      その時代を生きる様々な人間模様を描いた大作です。

                       

                      第一部は3時間40分。

                      3月に公開される第二部は4時間20分!

                      途中休憩は2回ありあひょうパンダ

                       

                       

                      ミレニアムを目前に控えた頃の作品だから、

                      「ノストラダムス」なんていう懐かしい言葉に時代を感じるけど、

                      描かれているのは、いつの世も同じ、人間関係。

                       

                       

                      愛する人と、心も体も距離ができてしまったら。

                      大切なパートナーや友人が病気になったら。

                      自分が病気にかかって、すぐそこに死が迫っていたら。

                       

                       

                      登場人物みんな、心で泣いてるの。

                      軽口たたいたり、平気な顔したりしてるけど、

                      胸の内ではずたずたに傷ついてる。

                       

                      人生のいろんな要素がぎゅっと凝縮されているから、

                      見るのも覚悟がいる作品だと、わたしは思います。

                      大層なボリューム感の作品です。

                       

                      でも、演出も役者さんも素晴らしいから、

                      どれほどシリアスなシーンでもふっと笑わせてくれたりして、

                      随所に緊張と緩和がある。さすがです。

                      ていうか結構笑った。

                       

                      シリアスであればあるほど

                      はたから見れば滑稽で笑えるってこともあるし。

                       

                       

                      しばらく作品の余韻に浸りながら、

                      第二部を楽しみに待ちたいと思いますにた

                       


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